Perfume パフューム ぱふゅーむ テクノポップ

苦節8年

超有名テレビ番組をもじったPerfumeを紹介するネット動画です。道捺をどう読みますか?正解はドーナツ、シングルCD「スィートドーナッツ」にも懸けています。楽曲「チョコレイトディスコ」はPerfumeを知るきっかけになった曲ですが、Perfumeにはまるきっかけになったのがこの「道捺大陸」です。

 

https://youtu.be/C2Ja1XvxWfw?list=PL5E77F727DB00D857

 

検索したら、削除されずに健在でした。これを消されたら、ファンは悲しくて泣きます。Perfumeの下積み8年間のことを知ったのもこの動画です。中田ヤスタカ氏のことを知ったのもこの動画です。MIKIKO先生を知ったのもこの動画です。ただのアイドルグループという認識から、応援しなければ、という意識に変わったのもこの動画です。

 

話題の変わり目に、ツアーDVDの宣伝を入れているのもニクイ演出です。「GAME」と「直角二等辺三角形」の宣伝をしています。最初の武道館公演2daysでのライブ映像が入っています。過去の映像を集めてくるのは大変でしょうに、それを的確に編集してある、素晴らしい動画です。

ピコピコ音

3人がテクノ音楽に出会ったころの感想を、当時のインタビューで応えています。「ピコピコしたゲーム音みたい」「テクノという分野を知らなかった」「歌いづらい」「声が聞こえないので、間違ったのかなと思った」・・・。
インディーズ時代の曲は「スィートドーナッツ」「モノクロームエフェクト」「ビタミンドロップ」で、8ビット音源のようなピコピコ音がふんだんに使われています。そしてその傾向が特に強いのが「エレベーター」なのです。

 

メジャーデビュー後のカッコイイ楽曲、カワイイ楽曲とは異なる、アイドルアイドルした曲のつくりになっているようです。しかし不思議なのは、インディーズの楽曲はピコピコ音が強いのに、声にはエフェクトがかかってないように思えます。エフェクトが強く入っているのは、メジャーデビュー以降です。それに伴って、ピコピコ音でないテクノの楽曲になっています。声と音と歌詞を馴染ませるチャレンジが始まったのだと思われます。

 

Perfumeといえば、作詞・作曲は中田ヤスタカ氏が現在の定番ですが、インディーズの全曲〜メジャーデビュー曲までは、作詞は木の子氏、作曲は中田ヤスタカ氏の分業でした。中田ヤスタカ氏の本業のCAPSULEでは、楽曲全てを作り上げている実績がありながら、あえて分業にした理由は?

 

中学3年生のアイドルグループを初めて手がける20歳そこそこの音楽プロデューサー、やはり全ては任せられない、という会社のお偉いさんの判断だったのでしょう。